文字伊万里とは

文字伊万里とは明治から昭和初期にかけての約70年の間に九州及び其の周縁地域で使われていた文字入り磁器製の通い徳利を指す言葉として館主が名付けました。
主として酒屋さんが清酒の量り売り用としてお得意さんに貸し出していました。
其の白磁の素地に青い呉須絵具を使い毛筆で店名所在、干支品番、酒銘などを書いてます。
同時代に関西西日本地区で使われていた丹波徳利、関東東日本地区で普及していた美濃高田(瀬戸)系の貧乏徳利(いずれも土物)に比べて格段に美しく堅固であり流麗に仕上がっています。其の曲線の美と其処に印されている文字を読み、若しくは文字を紋様として観ることの深みと心地よさを味わってください。

※各展示室の画像をクリックしてもらえると詳細が出ます。

第一展示室の公開をしました、其の他の展示室は現在制作中です。
しばらくお待ちください

「文字伊万里」書籍

第二巻

残部なし

文字伊万里美術館の由来

文字伊万里美術館は館主中畠伸夫が蒐集して来た染付有文酒屋徳利を数百点収蔵して居ります。当美術館ではその一部を展示しています。時折入れ替えや新着展示があるかと思います。展示品をご覧になり親しみを覚えて楽しんでいただけたら幸いです。

お願い

当美術館は染付酒屋徳利『文字伊万里』を文化遺産として末永く保存管理鑑賞していきたいと思いますが個人の力や寿命は有限かぎりが有ります。国・県・市町村・其の他の公共団体・大学等研究機関の方達のご理解や参加を期待して居ります。収蔵館・歴史文化館等の計画や予定を立てられて居られる場合には是非、ご連絡くださいますようお待ちして居ります。ただし、一括データベース的保存所蔵展示形態としての扱いを強く希望して居ります。

館主 中畠伸夫

※館主の中畠伸夫はペンネームです。尊敬する北海道河西郡更別村 隆正寺の前住職 故中畠信行師の苗字と静岡県出身の親友村上伸夫君(当時美大生)の名前とを合わせてつけさせていただきました。

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